第１条（教習サービスの定義）

甲が乙に対して自動車の運転を教えるサービス（以下「教習サービス」という）とする。

第２条（教習の成立と内容）

1. 1.乙の申し込みを受けて甲が所定の手続きを行い、双方が了解のうえ教習サービスの日時が決定した時点で成立するものとする。
2. 2.乙の運転技量や運転経験又は、進行状況により、教習サービスの内容を決定・変更するものとする。
3. 3.乙は甲の指定する申込書に記入の際に運転免許証の提示を行うものとする。
4. 4.乙の所有する車両（以下「マイカー」という）での教習を行う際は、車検証・任意保険証の提示を要する。保険の内容が本人・家族限定の場合は、事前に申告しておくこと。
5. 5.マイカーでの教習は右ハンドルの車両のみに限るものとする。又、補助ブレーキの取り付けが不可能な車両の教習においては行わないものとする。

第3条（サービス料・支払い）

1. 1.乙が甲に対し支払う料金は、甲が保有するホームページの料金とする。
2. 2.教習サービス料金の支払いは、当日又は前日までに現金、クレジットカード、PayPayのいずれかの取引とする。料金支払い後の解約・返金は不可とする。
3. 3.２日間や３日間等の日にちを分けたパックの教習期限は、申込日より１年間有効とする。当該期間内に予定する教習回数を受講できなかった場合は、未消化分の教習サービス料金の返金は不可とする。
4. 4.教習車は無料での提供とし、燃料代は契約時の教習サービス料金に含むものとする。乙のマイカーでの教習の燃料代は乙が支払うものとする。
5. 5.教習中の高速自動車国道及び、自動車専用道路（有料道路）の通行料ならびに有料駐車場等の料金は、乙が支払うものとする。

第４条（キャンセル料・日程変更料）

1. 1.教習サービスをお申し込み後、教習日時が決定してからの乙の都合でのキャンセル及び、日程変更についてはキャンセル料、日程変更料が発生するものとする。甲が前受金として受領したサービス料は、次項以下に定めるキャンセル料又は日程変更料及び振込手数料を差し引いた額を乙に返金するものとする。尚、予約のキャンセルや日程変更は必ず電話で知らせることとする。
2. 2.教習予定日の２日前までのキャンセルの場合：キャンセル料は発生しない
3. 3.教習予定日の前日にキャンセルした場合：1日の教習代金の50%のキャンセル料
4. 4.教習予定日当日にキャンセルした場合：1日の教習代金の全額（100％）のキャンセル料
5. 5.教習予定日の2日前までの日程変更：変更料は発生しない
6. 6.教習予定日の前日に日程変更した場合：1日の教習代金の50%の変更料
7. 7.教習予定日当日に日程変更した場合：１日の教習代金の全額（100％）の変更料
8. 8.体調不良や不測の事態などの緊急の場合、上記の限りではないものとする。
9. 9.悪天候や天災の影響、その他やむを得ない理由による延期又は、中止は、甲と乙による協議の上、判断するものとする。
10. 10.マイカーでの教習における乙の車両故障、燃料切れ、自動車保険未加入（適用外を含む）等により教習続行不能の場合は、乙によるキャンセルとする。
11. 11.インストラクターの体調不良・天災の影響・道路状況・不測の事態等により、教習日・教習時間の変更が発生した場合には、乙は甲に対して異議申立て及び損害賠償の請求等は行わないものとする。

第５条（事故時の損害の補填）

1. 1.甲の所有する教習車での教習中の事故に対する損害の補填は、甲が加入する自動車賠償責任保険、及び自動車任意保険にて補填するものとする。但し、故意による操作やインストラクターの指示に意図的に従わないことによる事故については、乙に対して求償する場合がある。
2. 2.マイカーでの教習中の事故に対する全ての損害の補填は、乙の加入する自動車賠償責任保険、及び自動車任意保険にて補填するものとする。いかなる場合でも甲は一切の責任を負わないものとする。乙が車両保険に加入していない場合の損害の補填は、乙が支払うものとし、いかなる場合でも甲は一切の責任を負わないものとする。
3. 3.マイカーでの狭路の走行や駐車場における物損事故、又、車体の大きい車両や高級外車等での難易度の高い練習中の物損事故においても、甲は一切の責任を負わないものとする。
4. 4.マイカーでの教習において、駐車練習や車庫入れ練習の際にインストラクターが車から降りて説明している間の乙が一人で運転中の物損事故においては、甲は一切の責任を負わない。
5. 5.細心の注意を払って教習していても乙の車両に損傷を負わす可能性が皆無ではないことを了承願う。

第6条（交通違反）

交通違反が発生した場合は、あらゆる理由や状況に関わらず、その際に運転していた者がその責任を負うものとする。

第7条（機密保持）

甲が教習サービスを遂行する上で知り得た乙の情報は、第三者に開示漏洩してはならない。

第８条（契約の解除）

甲、乙は、相手方が本契約の条項に違反した場合は、直ちに本契約を解除することができる。又、その際に被った損害の賠償を請求することができる。

第９条（受講の条件）

1. 1.道路交通法に基づく、行政処分期間（免許停止期間等）中ではないこと。
2. 2.道路交通法に基づく、運転に必要な視力・聴力・色彩判別能力を保持していること。
3. 3.教習が受講できる有効な運転免許を所持しており、免許証の提示を求められた場合は直ちに提示できること。
4. 4.自動車の運転に支障を及ぼす発作を伴う持病が無いこと。
5. 5.アルコール依存症や薬物依存症等で無いこと。
6. 6.教習開始までの12時間以内に飲酒をしていないこと。
7. 7.マイカーが道路交通法等関係法令に基づく違法改造車、整備不良車、無車検の車両等ではないこと。
8. 8.上記以外に一切の不法行為や公序良俗に反する行為を行わないこと。
9. 9.お子様が同乗する場合は、乙の所有するチャイルドシートが必要となる。又、教習中にお子様の機嫌や体調が優れない等の理由で、教習が続行できなくなった場合は、当日のキャンセル料を請求するものとする。
10. 10.教習中に発生した道路交通違反については、甲は一切の責任を負わないものとする。
11. 11.上記の規定により甲が契約を解除した場合でも、乙に受講料等の返金はしないものとする。又、上記の事由により予定日の変更をせざるを得ない場合には、乙による変更となり、所定のキャンセル料を請求するものとする。

第10条（規約の変更）

甲はあらかじめお客様に通知することなく、本規約を変更することができるものとする。但し、本規約が変更された場合であっても、乙が署名した時点での規約内容は適用となる。

お申込者（お客様）は、道路交通法等関係法令の主旨に従い、上記の各号を誓約の上、お申込みを行うものとし、本契約成立後に各号の一にでも事実と相違があることが判明した場合は、本契約の即時解除を行う。又、その際に、道路交通法等関係法令上の処分を受けても一切の異議申立てを行わないものとする。